タイに移住した後、日本に戻る人はどのくらいいる?帰国を考えるタイミングと理由
「タイに移住したいけれど、もし合わなかったらどうしよう?」
「実際にタイへ移住した日本人は、そのままずっと暮らしているの?」
タイ移住を考えていると、こんな疑問が浮かぶことはありませんか?
タイは物価や気候、食事、生活スタイルなど、日本とは違う魅力がある国です。バンコクやパタヤでの生活に憧れて、海外移住を決意する人もいます。
しかし、実際に暮らし始めてみると、旅行では気にならなかった問題が見えてくることもあります。仕事、お金、家族、健康、そして将来のこと。移住前に想像していた生活と、現実が違うと感じる人もいるでしょう。
では、タイに移住した日本人のうち、どのくらいの人が日本へ帰国しているのでしょうか?
結論からいうと、タイへ移住した日本人のうち、何割が帰国するのかを正確に示す公的な数字は、簡単には確認できません。また、移住後1〜3年で帰国する人が多いと一律に断定できる統計もありません。
ただし、移住後の生活を見直すきっかけになりやすい時期や理由を知っておくことは、これからタイへ移住する人にとって大切です。
この記事では、タイ移住後に日本へ帰国を考えるタイミングや理由、帰国後に仕事を見つけやすい職種・スキル、そして移住がうまくいかなかったときのリカバリー方法まで紹介します。
これからタイ移住を考えている人も、すでにタイで生活している人も、ぜひ参考にしてください。
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タイに移住した日本人は、どのくらい日本へ帰国している?
まず気になるのは、実際にどれくらいの人がタイから日本へ戻っているのか、という点ですよね。
海外移住について調べていると、「移住したけれど数年で帰国した」という話を目にすることがあります。反対に、タイで何十年も暮らしている人もいます。
どちらも実際にあり得るケースですが、SNSや個人の体験談だけを見ていると、帰国する人の割合を判断するのは難しいものです。
帰国率を正確に把握するのは難しい
日本人の海外在留状況については、外務省が海外在留邦人数などの統計を公表しています。
ただし、海外在留邦人数は、ある時点で海外に住んでいる日本人の規模を把握するための統計です。そこから、タイへ移住した人のうち何人が1年後、3年後、5年後に帰国したのかを、そのまま算出することはできません。
また、タイに住む日本人といっても、事情はさまざまです。
- 日本企業からの海外赴任でタイに来た人
- タイで現地採用として働く人
- 日本の仕事を続けながら海外生活をする人
- フリーランスや経営者として活動する人
- 年金や貯蓄を活用して生活する人
- タイ人のパートナーや家族と暮らす人
このように移住の目的も収入源も違うため、全員を同じ基準で考えることはできません。
大切なのは、帰国する人がいるからタイ移住は失敗だと考えるのではなく、自分の移住目的と生活条件が合っているかどうかを考えることです。

タイ移住後、1〜3年で帰国を考えるのはなぜ?
タイ移住について考える際に、ひとつの目安として意識しておきたいのが、移住後の最初の数年間です。
ただし、1〜3年で帰国する人が多いと証明された統計があるわけではありません。ここでは、生活の変化や仕事の契約、資金計画などを踏まえ、移住生活を見直すきっかけになりやすい時期として紹介します。
移住直後は新鮮でも、生活が日常になる
タイに来たばかりの頃は、毎日が新鮮です。
日本とは違う街並み、屋台の食事、南国の気候、気軽に利用できるマッサージ店。休日にはビーチへ行ったり、カフェでゆっくり過ごしたりと、日本ではなかなかできなかった生活を楽しめます。
特にパタヤは、海が近く、飲食店やショッピング施設もあり、海外生活を始める場所として魅力を感じる人もいるでしょう。
しかし、数か月から1年ほど暮らすと、旅行気分は少しずつ薄れていきます。
- 毎月の家賃や生活費を支払う
- ビザや滞在資格を維持する
- 仕事の成果を出す
- 病院や保険について考える
- 日本の家族や友人と連絡を取る
- 将来の貯蓄や老後について考える
こうした日常が積み重なることで、「自分はこの生活を長く続けたいのだろうか」と考え始める人もいます。
タイが嫌いになったというより、海外生活を現実的に考えられるようになった結果、といえるかもしれません。
仕事や収入の見通しが変わってくる
移住後の生活を大きく左右するのが、収入です。
日本企業からの駐在であれば、給与や住宅補助などの条件が比較的明確な場合があります。一方、現地採用や個人事業の場合は、会社の業績や契約条件、仕事の獲得状況によって生活が変わります。
移住前は「タイなら生活費を抑えられる」と考えていても、希望する給与の仕事が見つからなかったり、思った以上に貯金が減ったりすることもあります。
さらに、ビザや就労許可の条件によっては、仕事を辞めた後に滞在を続けるための手続きが必要になる場合もあります。
仕事と滞在資格、収入の3つが関係するため、働き方を変更する際は事前に確認しておきましょう。
家族や日本での生活が気になってくる
移住前にはあまり意識していなかった家族の問題が、時間の経過とともに大きくなることもあります。
親の体調が悪くなった、子どもの進学を考える必要が出てきた、日本に残した家族との時間を増やしたい。こうした事情は、タイでの生活が順調でも発生します。
また、日本の友人と会う機会が減ったことで、孤独を感じる人もいます。
海外移住は、自分一人の希望だけでは決められない場面もあります。家族の事情が変わったときに、帰国という選択肢を持っておくことは決して悪いことではありません。

タイ移住後に日本への帰国を考える主な理由7つ
帰国を考える理由は、必ずしもタイへの不満だけではありません。複数の事情が重なって、日本で暮らす方が自分に合っていると判断するケースもあります。
1. 思っていたより生活費がかかる
タイ移住の魅力として、生活費の安さを挙げる人は少なくありません。
ただし、タイなら何でも安いというわけではありません。
例えば、次のような生活をすると、出費が増えやすくなります。
- 日本食レストランを頻繁に利用する
- 日本の食材や輸入品を購入する
- プールやジム付きのコンドミニアムに住む
- タクシーや配車サービスを頻繁に利用する
- 日本への一時帰国を繰り返す
- 民間医療保険や医療費に備える
特に注意したいのが、家賃以外の支出です。
家賃が日本より安く感じられても、食事、交通、医療、保険、ビザ関連費用などを合計すると、予算を超えてしまうことがあります。
移住前には、最低限の生活費だけでなく、自分が快適に暮らすために必要な金額を計算しておきましょう。
2. タイで希望する仕事が見つからない
タイで働きたいと思っていても、希望する条件の仕事が簡単に見つかるとは限りません。
日本語を使える求人があっても、給与や休日、勤務地、求められる経験などが自分の希望と合わない場合があります。
また、外国人がタイで働く場合は、職種や就労資格などに関する条件も確認する必要があります。
「現地に行けば何とかなる」と考えて準備を後回しにすると、仕事探しが長引き、貯金だけが減ってしまう可能性もあります。
移住前に求人情報を調べ、可能であれば渡航前から応募を進めておくと安心です。
3. 暑さや気候、生活環境が合わない
タイの暖かい気候が好きで移住したものの、実際に暮らすと暑さが負担になる人もいます。
一年を通じて気温が高い時期があり、外を歩くだけでも体力を使うことがあります。
地域や時期によっては、大気汚染や煙害、激しい雨による移動の不便さが気になることもあります。
また、交通量の多い道路、騒音、建物の管理状態、虫など、日本ではあまり意識しなかったことがストレスになる場合もあります。
旅行中はホテルや観光施設で快適に過ごせても、日常生活では感じ方が変わるものです。
移住を決める前に、短期滞在だけでなく、一般的な住宅での生活や通勤、買い物なども体験しておくと判断しやすくなります。
4. 家族やパートナーとの事情が変わった
海外移住を続けるかどうかは、家族の状況にも左右されます。
親の介護が必要になったり、子どもの教育環境を見直す必要が出てきたりすると、日本へ戻ることを検討する場合があります。
パートナーとの関係や生活設計が変わることもあるでしょう。
こうした事情は、本人の努力だけでは解決できないこともあります。
タイでの暮らしが気に入っていても、家族を優先して帰国する。それも立派な選択です。
5. 日本の医療や社会保障が気になる
海外で暮らすと、医療や保険について考える機会が増えます。
タイにも医療機関はありますが、受診する病院や治療内容によって費用は異なります。民間医療保険に加入する場合も、補償内容や加入条件、更新条件などを確認する必要があります。
年齢を重ねるにつれて、持病の治療や継続的な通院、老後の生活費などが気になり、日本で暮らす方が安心できると考える人もいるでしょう。
なお、日本の公的医療保険や年金の扱いは、住民登録や加入状況、帰国後の手続きなどによって異なります。
「日本に帰れば何でも自動的に元どおりになる」と考えるのではなく、帰国前に必要な手続きを確認しておくことが大切です。
6. 孤独を感じるようになった
海外生活では、言葉や文化の違いだけでなく、人間関係のつくり方も変わります。
タイには日本人コミュニティもありますが、住む場所や仕事によっては、日本語で気軽に話せる相手が少ないこともあります。
最初は自由な時間を楽しめていても、体調を崩したときや仕事で悩んだときに、頼れる人が近くにいないと不安になる場合があります。
そんなときは、すぐに帰国を決める前に、趣味の集まりに参加したり、日本人の知人をつくったり、オンラインで家族や友人と話す時間を増やしたりする方法もあります。
それでも孤独感が強く、生活の満足度が下がり続けるなら、住む場所や働き方を変えることも選択肢です。
7. 将来のキャリアや老後が不安になる
移住当初は、今の生活を楽しむことが中心になりがちです。
しかし、数年暮らしていると、貯金がどれくらい増えているか、日本へ戻ったときに仕事が見つかるか、将来どこで暮らすのかといった問題も気になってきます。
特に、仕事を辞めてタイへ移住した人や、個人事業で収入が安定しない人は、将来の見通しが不安になることもあります。
こうした不安を減らすには、タイで暮らし続ける場合と日本へ戻る場合の両方について、収入と支出を整理しておくのがおすすめです。
帰国する可能性を考えておくことは、タイ移住を諦めることではありません。選択肢を増やしておくことで、今の生活にも余裕が生まれます。

タイから日本へ帰国するなら、どのタイミングがいい?
帰国を考え始めたとき、「もう少し頑張るべきか、それとも早めに戻るべきか」と悩む人もいるでしょう。
判断するうえで大切なのは、タイに何年住んだかだけではなく、現在の生活を無理なく続けられるかどうかです。
仕事の契約や収入を見直すタイミング
会社員として働いているなら、契約更新や転職を考える時期が、生活を見直すきっかけになることがあります。
今の仕事を続けても収入が増える見込みがない、希望するキャリアにつながらない、働き方が合わないと感じる場合は、日本で働く選択肢も比較してみましょう。
個人事業主やフリーランスの場合は、売上だけでなく、経費を引いた後にどれだけ残るかを確認することが大切です。
数か月間の収支を記録してみると、感覚だけでは分からなかった問題が見えてくることがあります。
貯金が減り続けているとき
海外移住で避けたいのが、生活費を貯金で補い続ける状態です。
一時的に出費が増えることはあっても、収入の見通しが立たず、貯金が毎月減っているなら、早めに対策を考えましょう。
帰国を検討する際は、帰国後の住居費や仕事が決まるまでの生活費、移動費なども必要です。
残りの資金が少なくなってから帰国準備を始めるより、余裕があるうちに選択肢を整理する方が動きやすくなります。
心身の負担が大きくなっているとき
仕事や生活のストレスが長期間続き、眠れない、日常生活がつらい、気持ちに余裕がなくなっている場合は、無理をしすぎないことも大切です。
環境を変えたり、休息を取ったりすることで改善する場合もありますが、負担が大きいときは帰国して生活を立て直す方法もあります。
「せっかく移住したのだから、何年かは絶対に頑張らなければいけない」と自分を追い込む必要はありません。
帰国を決める前に確認したいこと
次の項目を確認しておくと、帰国後の生活を具体的にイメージしやすくなります。
- 日本で働く場合の求人や給与水準
- 帰国後に住む場所と住居費
- 帰国に必要な航空券や引っ越し費用
- タイの住居契約や解約条件
- 仕事を辞める場合の契約条件や手続き
- 銀行口座、税金、保険などの確認事項
- 日本で再び生活を始めるまでの資金
全部を一度に決める必要はありません。まずは、仕事とお金、住む場所の3つを整理するだけでも、次に何をすべきか見えやすくなります。

日本に帰国したら、仕事は見つかる?再就職しやすい職種とスキル
ここは、タイ移住を考えている人にぜひ知っておいてほしいポイントです。
「一度日本を離れたら、もう日本でまともな仕事に戻れないのでは?」
そんな不安を感じる人もいるかもしれません。
しかし、海外に住んでいたことだけを理由に、再就職ができなくなるわけではありません。大切なのは、これまでの経験や海外で身につけたスキルを、帰国後の仕事にどう生かすかです。
もちろん、年齢や職歴、ブランクの長さ、希望する給与などによって再就職の難易度は変わります。帰国すれば必ず以前と同じ条件で働ける、というわけではありません。
それでも、移住前から準備しておけば、帰国後の選択肢を広げることはできます。
1. ITエンジニア・Web関連の仕事
ITエンジニアやWeb関連の仕事は、実務経験や具体的なスキルを説明しやすい職種の一つです。
例えば、次のようなスキルが挙げられます。
- Webサイト制作・運用
- プログラミング
- システム開発・保守
- Webマーケティング
- SEO対策・コンテンツ制作
- データ分析
- クラウドサービスの運用
タイ滞在中も関連する仕事を続けていれば、帰国時に職歴の空白をつくりにくくなります。
ただし、海外から日本企業の仕事を受ける場合は、勤務先の規定、税務、タイでの就労条件などを確認する必要があります。どこでも自由に働けると決めつけないようにしましょう。
2. 営業・法人営業
営業経験がある人も、これまでの実績を生かせる可能性があります。
特に、法人営業、海外営業、既存顧客の管理、営業チームのマネジメントなどの経験は、応募先に具体的な実績を伝えやすい分野です。
タイの日系企業で働いた経験があるなら、日本人顧客への対応や異文化環境での業務経験もアピール材料になります。
例えば、売上目標の達成率、担当顧客数、新規開拓の実績などを記録しておくと、帰国後の面接でも説明しやすくなります。
3. 製造業・品質管理・生産管理
製造業の経験がある人は、海外勤務で得た知識を日本での仕事につなげられる場合があります。
具体的には、次のような経験です。
- 生産管理・工程管理
- 品質管理・品質保証
- 工場の運営
- 現地スタッフの教育
- 海外拠点との調整
- 資材調達・物流管理
タイで製造業に携わっていた場合、現地工場の運営や海外拠点とのやり取りを経験していることが強みになる可能性があります。
ただし、帰国後の求人は地域や業界によって異なるため、移住前から日本の求人情報を定期的に確認しておくと安心です。
4. 経理・人事・総務などの管理部門
経理、人事、総務などの仕事も、実務経験を継続して説明できれば、帰国後の転職先を探す際の選択肢になります。
海外勤務で給与計算、採用、予算管理、現地スタッフの管理などに関わった経験があれば、具体的な業務内容を整理しておきましょう。
海外と日本では制度や実務が異なることもあるため、帰国後に日本の制度を学び直す必要が生じる場合もあります。
5. 日本語・英語・タイ語を生かす仕事
語学力を生かした仕事も選択肢の一つです。
例えば、海外営業、貿易事務、カスタマーサポート、通訳・翻訳、海外取引先との調整などがあります。
タイ語ができる人なら、タイ関連の事業やタイ企業との取引を行う会社で経験を生かせる可能性もあります。
ただし、語学力だけで採用が決まるとは限りません。実務経験や専門知識と組み合わせることで、より具体的な強みとして伝えやすくなります。
帰国後の再就職に向けて準備したいこと
- 日本での職歴・担当業務・実績を整理する
- 海外勤務中の仕事内容や成果を記録する
- 日本の求人サイトで希望職種の条件を調べる
- 履歴書・職務経歴書を更新する
- 必要な資格やスキルを確認する
- 帰国後の生活費と転職活動期間の資金を確保する
海外で暮らす期間が、必ずしもキャリアの空白になるわけではありません。移住中も仕事を続けたり、新しい経験を積んだりできれば、帰国後の転職活動に役立つ可能性があります。
タイ移住が合わなかったら、どうリカバリーすればいい?
ここまで読んで、「帰国することになったら、タイ移住は失敗だったということ?」と思った人もいるかもしれません。
でも、そんなふうに考える必要はありません。
移住してみたからこそ、自分に合う暮らし方や、仕事で大切にしたいことが分かる場合もあります。
大切なのは、合わないと感じたときに、生活を立て直せる準備をしておくことです。
まずはタイでの生活を調整してみる
帰国を決める前に、生活の一部を変えることで状況が改善する可能性もあります。
例えば、次のような方法です。
- 家賃を抑えられる住居へ引っ越す
- 外食を減らし、自炊やローカル食堂を活用する
- 収入源や働き方を見直す
- 日本語で交流できるコミュニティを探す
- バンコクからパタヤへ、または別の地域へ生活拠点を変更する
- 長期滞在を続けるための条件を改めて確認する
ただし、仕事やビザの条件によっては、簡単に変更できないこともあります。生活環境を変える前に、契約や滞在資格を確認しておきましょう。
帰国する場合は、仕事と住居を並行して準備する
日本へ戻ると決めたら、まずは帰国後の住まいと収入を考えます。
実家に戻れる人と、賃貸住宅を新たに借りる人では、必要な資金が大きく異なります。
仕事についても、帰国してから探す方法だけでなく、タイにいる間に応募や面接を進める方法があります。
職種によっては対面での面接や入社手続きが必要になる場合もありますが、事前に動いておくことで帰国後の不安を減らせます。
また、タイの住居契約、銀行口座、携帯電話、保険、税金などについても、帰国後に問題が残らないよう確認しておきましょう。
帰国資金を確保しておく
海外移住では、毎月の生活費だけでなく、帰国に必要な資金も考えておくことが重要です。
航空券や荷物の輸送費、住居の初期費用、転職活動中の生活費など、帰国時にはまとまった出費が発生する可能性があります。
できれば、日常生活に使うお金とは分けて、帰国や緊急時に使える資金を確保しておきましょう。
いくら必要かは、家族構成、住居、荷物の量、帰国後の収入見込みなどによって異なります。
具体的な金額を決めるときは、自分の状況に合わせて試算するのがおすすめです。

タイ移住を成功させるために、移住前に考えておきたいこと
タイ移住を考えているなら、現地での生活を楽しむ計画だけでなく、うまくいかなかった場合の選択肢も用意しておくと安心です。
1. いきなりすべてを手放さない
日本での仕事や住居をどうするかは、移住後の生活に大きく影響します。
状況によっては退職や引っ越しが必要ですが、可能であれば、現地での仕事や住居の見通しを立ててから大きな決断をするとリスクを減らせます。
いきなりすべてを手放して移住することだけが、海外生活への挑戦ではありません。
2. 移住後の収支を毎月確認する
移住前に生活費を試算していても、実際の支出は想定と異なることがあります。
毎月の収入、家賃、食費、交通費、保険、ビザ関連費用などを記録し、貯金が計画どおりに残っているかを確認しましょう。
もし支出が想定を超えていたら、早めに修正できます。
3. 帰国する場合の基準を決めておく
例えば、次のような基準を自分なりに決めておく方法があります。
- 収入が一定期間確保できなければ働き方を見直す
- 貯金が決めた水準を下回ったら帰国計画を検討する
- 心身の負担が続く場合は、休息や環境の変更を優先する
- 家族の事情が変わった場合は、帰国を含めて相談する
こうした基準があれば、感情だけで判断するのではなく、状況を整理して次の行動を決めやすくなります。
4. 日本とのつながりを維持しておく
日本にいる家族や友人との関係、仕事上のつながり、職歴に関する資料などを大切にしておきましょう。
海外生活を続ける場合にも役立ちますし、帰国を決めた場合にも心強い支えになります。
タイで新しい生活を築きながら、日本に戻る可能性も残しておく。そんな考え方があってもいいと思います。
タイ移住で失敗しないために、関連記事もチェック
タイ移住は、仕事やお金、ビザ、税金など、複数の問題を考える必要があります。
これから移住を検討している人は、Next Life Pattayaの関連記事もあわせて読んでおくと、準備を進めやすくなります。
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まとめ:タイ移住で帰国することは、必ずしも失敗ではない
タイに移住した日本人のうち、何割が帰国するのか、また何年で帰国する人が多いのかについては、個々の移住者の動向を一律に示すことは難しいのが実情です。
ただ、実際に暮らしてみることで、仕事や生活費、家族、健康、将来のキャリアなど、移住前には気づかなかった問題が見えてくることはあります。
帰国を考える主な理由には、次のようなものがあります。
- 生活費や収入が想定と合わない
- 希望する仕事が見つからない
- 気候や生活環境が合わない
- 家族の事情が変わった
- 医療や老後の生活が不安になった
- 孤独やストレスを感じる
- 日本でのキャリアや将来を見直したくなった
一方で、IT、営業、製造業、管理部門、語学を生かした仕事など、これまでの経験を帰国後のキャリアにつなげられる可能性もあります。
そのためには、タイにいる間から職歴や実績を整理し、日本の求人情報を確認し、帰国後の生活費を確保しておくことが大切です。
そして、何より伝えたいのは、タイ移住が自分に合わなかったとしても、それだけで人生が失敗になるわけではないということです。
実際に海外で暮らしたからこそ分かることもあります。タイで生活を続けるのも、日本へ戻るのも、自分に合った人生を選ぶための判断です。
「せっかく移住したのだから、絶対に帰国してはいけない」と考える必要はありません。
これからタイ移住を考えているなら、現地での生活を楽しむ計画と一緒に、もし帰国することになった場合の準備もしておきましょう。
帰国できる選択肢を持っていることは、海外移住に挑戦するうえでの安心材料にもなります。
タイで暮らす未来も、日本で暮らす未来も、どちらも選べる状態を目指していきましょう。
【参考情報】
外務省|海外在留邦人数調査統計
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/tokei/hojin/
※海外在留邦人数の統計は、海外に住む日本人の規模を把握するための資料であり、タイ移住者の帰国率や移住後の経過年数を直接示すものではありません。










