街がリアル「猿の惑星」に!? タイの激ヤバ奇祭・ロッブリー猿のビュッフェ祭りがカオスすぎる
街がリアル「猿の惑星」に!? タイの激ヤバ奇祭・ロッブリー猿のビュッフェ祭りがカオスすぎる
タイの「そんなんあるんや!」とツッコミたくなるカオスな文化や奇祭シリーズ。今回はバンコクから北へ車で約2時間ほどの場所にある古都、ロッブリー県が舞台です。
タイには美しい寺院や美味しい屋台がたくさんありますが、このロッブリーという街には「世界中探しても絶対にここだけ」と断言できる異常な光景が広がっています。なんと、街の中心部を何千匹もの「野生の猿」が完全に支配しているのです。
そして毎年11月の最終日曜日、この街では猿たちへの感謝を込めて、大量のフルーツやご馳走を振る舞う「モンキー・ビュッフェ・フェスティバル(猿のビュッフェ祭り)」という狂気のお祭りが開催されます。人間と猿の立場が完全に逆転する、ツッコミどころ満載すぎるカオスなお祭りの実態を、たっぷりとお届けします!
※本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。また、記事内の画像は現地の雰囲気をより楽しくお伝えするため、AI生成によるイメージ画像を使用しております。実際の風景や人物とは異なりますので、エンタメとしてお楽しみください!
1. 日常がすでに異常。ロッブリーは「猿軍団」の縄張り

お祭りのヤバさを語る前に、まずはロッブリーという街の「異常すぎる日常」について解説させてください。
ロッブリーの街の中心には「プラーン・サームヨート」というクメール様式の美しい遺跡があります。普通なら静かな観光地なのですが、ここは数千匹のカニクイザルたちの巨大な団地と化しています。遺跡の壁面は無数の猿で埋め尽くされ、屋根の上、窓枠、柱の陰など、視界に入るすべての場所に猿がいます。
ヤバいのは遺跡の中だけではありません。猿たちは完全に街の実権を握っており、道路のど真ん中を堂々と歩き、信号機や電線の上をアスレチック代わりに飛び回っています。電線をかじって街を停電させることもしばしば。
さらに彼らは「複数の派閥」に分かれており、遺跡を縄張りとするエリート猿グループ、映画館跡地をアジトにする不良猿グループ、市場をうろつくストリート猿グループなどが存在します。時々、このグループ同士で数百匹規模の「抗争」が勃発し、道路のど真ん中で大乱闘が始まって交通渋滞を引き起こすという、人間社会も真っ青のヤンキー漫画のような世界が広がっているのです。
2. 予算も規模も規格外!猿のための超豪華フルコース
そんな無法地帯のロッブリーですが、街の人々は猿たちを追い出すどころか、とても大切にしています。その集大成が、毎年11月に行われる「猿のビュッフェ祭り」です。
この日は街のど真ん中に、高級ホテルの立食パーティーのような長机がズラリと並べられ、真っ赤なテーブルクロスが掛けられます。そしてその上には、なんと総重量2トンにも及ぶ大量のご馳走がセッティングされるのです。
メニューは、スイカ、バナナ、パイナップル、リンゴ、ドラゴンフルーツといった新鮮な果物はもちろんのこと、タイ名物の甘いお菓子、ゼリー、さらには高級フルーツであるドリアンまで並びます。飲み物も水だけでなく、猿が大好きな甘いコーラやファンタなどの炭酸ジュースが大量に用意されます。
人間ですらこれほど豪華なビュッフェには滅多にお目にかかれません。総額にして数百万円以上の費用がかかると言われていますが、これをすべて「猿のためだけ」に用意するというのだから、タイの人々のスケールの大きさには度肝を抜かれます。
3. 会場は完全に無法地帯!やりたい放題のVIPゲストたち

ご馳走の準備が整い、オープニングセレモニーの音楽が鳴り響くと、いよいよVIPゲスト(数千匹の猿たち)の入場です。
遺跡から一斉に押し寄せてきた猿たちは、テーブルの上に飛び乗り、遠慮というものを一切せずに食事にありつきます。綺麗に盛り付けられたフルーツの山を豪快に崩し、両手いっぱいに食べ物を抱え込み、ジュースのボトルを器用に開けてガブ飲みする姿は、まさにやりたい放題。
さらにカオスなのは、見物に来た観光客との距離感です。 この日の猿たちはテンションが最高潮に達しているため、人間への警戒心などゼロ。観光客の肩や頭の上に平気で飛び乗り、そこでスイカを食べ始めたり、ジュースをこぼしたりします。
運が悪ければ、頭の上に3〜4匹の猿が同時に乗っかってきて、髪の毛を引っ張られたり、顔をペチペチと叩かれたりする大惨事に。しかし、この日ばかりは猿が主役。人間たちは「やめてくれ〜!」と悲鳴を上げながらも、どこか嬉しそうにそのカオスな状況を楽しんでいます。
4. なぜこんなことを?奇祭の裏にある「神聖な理由」と「したたかな戦略」

なぜ、ロッブリーの人々はこれほどまでに猿を甘やかし、豪華な食事を振る舞うのでしょうか?そこには、タイの深い信仰心と、ちょっとした商魂が隠されています。
理由の1つ目は、ヒンドゥー教の神話「ラーマキエン」の伝説です。 この神話に登場するサルの神様「ハヌマーン」は、絶大な力で主人公のラーマ王子を助けた大英雄。タイの人々にとって、猿はただの動物ではなく「神様の使い」であり、とても神聖な生き物なのです。そのため、彼らに食事を与えることは「徳を積む(タンブン)」という素晴らしい行為だと信じられています。
そして理由の2つ目は、ずばり「観光アピール」です。 このお祭りが始まったのは1980年代後半。地元の実業家が「街の厄介者になっている猿を、逆に観光の目玉にしてしまおう!」と思いついたのがきっかけでした。この逆転の発想は見事に的中し、今では「世界で最も奇妙なお祭り」の一つとして、世界中からテレビ局や観光客が殺到する一大イベントに成長しました。猿たちは、街に莫大な経済効果をもたらす優秀な「観光大使」でもあるのです。
5. 観光客のサバイバル術!スマホとサングラスは命がけで死守せよ
もしあなたが11月にタイ旅行を計画し、「よし、この狂気の猿ビュッフェを見てやろう!」と思ったなら、いくつか絶対に守るべきサバイバルルールがあります。
ロッブリーの猿たちは、日本の観光地にいる猿よりもはるかにアグレッシブで手癖が悪いです。彼らは光るものや目立つものが大好き。そのため、頭に乗せたサングラスや、手に持っているスマートフォン、キラキラしたアクセサリーは、一瞬の隙をついて奪い取られます。奪われたが最後、彼らは電線の上や遺跡の高台に逃げ込んでしまうため、二度と返ってきません。
カバンも危険です。彼らは人間がカバンの中に食べ物を隠していることを知っているので、ファスナーを器用に開けて中身を物色します。リュックサックは必ず前に抱えるか、南京錠をつけるレベルの防御が必要です。
また、いくら可愛くても「絶対に自分から触らない、目を合わせない」こと。彼らは野生動物なので、機嫌を損ねると噛み付かれる危険があります。狂犬病のリスクもあるため、万が一噛まれたり引っ掻かれたりした場合は、すぐにお祭りを離脱して病院へ直行しなければなりません。
まとめ
・街の中心を数千匹の猿マフィアが支配する古都ロッブリー! ・毎年11月、2トン以上の超豪華なフルーツとジュースが猿に振る舞われる! ・観光客の頭に乗ってやりたい放題!スマホやサングラスの強奪に注意! ・神聖な信仰心と、観光アピールが見事に融合した世界一カオスなビュッフェ!
人間社会のルールが一切通用しない、猿たちによる猿たちのための狂気の祭典「モンキー・ビュッフェ・フェスティバル」。 画面越しに見ているだけでもそのカオスっぷりが伝わってきますが、実際に現場に行けば、猿たちの圧倒的な熱量とタイの人々の寛大さに圧倒されること間違いなしです。
動物園では絶対に味わえない、スリル満点の非日常体験。持ち物の防犯対策だけは完璧にして、ぜひリアル「猿の惑星」に足を踏み入れてみてくださいね!








