バンコクのBTS・MRTの乗り方【2026年10月最新版】|切符の買い方・クレジットカード決済・運賃改定を解説
バンコク旅行で便利なのが、渋滞を避けて移動できるBTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)です。
ショッピングモールや観光スポット、ホテル、レストランなどへの移動に活躍しますが、初めて利用する人は「切符はどこで買うの?」「日本のクレジットカードで乗れる?」「BTSとMRTは同じカードで乗れるの?」と迷うこともあると思います。
2026年6月には、MRTブルーライン・パープルラインの運賃決済システムが変更され、対応する非接触決済カードを使って乗車できるようになりました。また、2027年1月にはバンコク首都圏の鉄道運賃を統一する制度の導入が予定されています。
ただし、MRTで使えるカードの条件や、BTSとMRTを乗り継ぐ際の決済方法には注意が必要です。
この記事では、バンコクのBTS・MRTの基本的な乗り方から、切符の買い方、クレジットカード決済、運賃の考え方、2027年の制度変更まで、旅行初心者にも分かりやすく解説します。
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バンコクのBTSとMRTは何が違う?
バンコクの鉄道移動で、まず覚えておきたいのがBTSとMRTの違いです。
BTSは高架を走るスカイトレイン、MRTは地下区間を含む都市鉄道です。どちらも市内移動に便利ですが、運営や運賃の仕組み、利用できる乗車券が異なる場合があります。
BTS(スカイトレイン)
BTSは、バンコク市内の主要エリアを結ぶ高架鉄道です。
スクンビット周辺のショッピングモールやホテル、サイアム周辺の繁華街などを移動するときに便利です。
主な利用エリアの例は次のとおりです。
- サイアム:大型ショッピングモールが集まるエリア
- アソーク:MRTへの乗り換えやホテル利用に便利
- プロンポン:ショッピングやカフェ巡りにおすすめ
- サラデーン:シーロム周辺への移動に便利
初めてバンコクを訪れる人なら、BTSの駅を基準に観光ルートを考えると、移動計画を立てやすくなります。
MRT(地下鉄など)
MRTは、ブルーラインやパープルラインなどの路線で構成されています。
ブルーラインは、スクンビット、シーロム、チャイナタウン周辺などへの移動に便利です。観光で利用する機会も多い路線です。
パープルラインは、バンコク北西部のノンタブリー方面などを結んでいます。
BTSとMRTは一部の駅で乗り換えできますが、別の鉄道システムとして扱われるため、乗り換え時には改札を出て、乗り換え先の改札から入り直すのが基本です。運賃も原則として別々に計算されます。

BTS・MRTの乗車前に知っておきたいこと
2026年10月時点では、乗車券の種類や対応する決済方法が路線によって異なります。
特に重要なのが、MRTブルーライン・パープルラインでは、従来のMRT専用カードからEMV非接触決済への移行が行われたことです。
一方、BTSではMRTと同じ感覚で、手持ちのクレジットカードをそのまま使えると決めつけないようにしましょう。
| 項目 | BTS | MRTブルー・パープルライン |
|---|---|---|
| 1回乗車の切符 | 券売機などで購入 | 券売機などで購入 |
| 非接触クレジットカード | 利用条件を事前確認 | 対応カードを利用可能 |
| 従来のMRT・MRT Plusカード | BTS用の乗車券ではない | 2026年6月1日から利用不可 |
| 運賃の仕組み | 路線・乗車区間などで異なる | 乗車区間などで異なる |
※利用できる決済方法や乗車券は変更される場合があります。実際に利用する際は、駅の案内や各運営会社の最新情報を確認してください。
BTSの乗り方|切符の買い方から改札まで
BTSを初めて利用するときも、基本の流れを覚えておけば難しくありません。
1. 行き先の駅を確認する
まずは、目的地に最も近い駅を確認します。
ホテルや観光スポットの公式サイト、地図アプリなどで最寄り駅を調べておくと安心です。
BTSにはスクンビット線やシーロム線などがあり、駅によって乗る方向が異なります。駅の路線図や案内表示を確認しましょう。
2. 券売機で乗車券を購入する
初めて利用するなら、駅の券売機で1回分の乗車券を購入する方法が分かりやすいでしょう。
一般的な手順は次のとおりです。
- 券売機の画面で言語を選択する。
- 路線図や駅名から目的地を選ぶ。
- 表示された運賃を確認する。
- 指定された方法で支払う。
- 乗車券を受け取る。
券売機の画面や支払い方法は、設置機器によって異なることがあります。
紙幣や硬貨の対応状況にも差があるため、少額の現金を用意しておくと安心です。クレジットカードが使えるとは限らないので、カードだけに頼らないようにしましょう。
3. 改札から入場する
乗車券を購入したら、改札の案内に従って入場します。
乗車券の種類によって、カードをタッチするタイプや、乗車券を読み取り機にかざすタイプなどがあります。
改札が開いたら、周囲の人の流れを妨げないように通過しましょう。
4. 行き先と乗車方向を確認する
ホームでは、目的地に向かう方向を確認します。
同じホームに反対方向の電車が来るとは限らないため、行き先表示をチェックしてください。
BTSは駅名が英語でも表示されているため、目的地の駅名をスマートフォンに表示しておくと確認しやすくなります。
5. 降車して改札を出る
目的地に到着したら、案内表示に従って改札へ向かいます。
乗車券の種類に応じて、カードや乗車券を指定された読み取り機に使って出場します。
改札を出たら、駅構内の出口番号を確認しましょう。バンコクの駅は出口によって目的地までの距離が大きく変わることもあります。

MRTの乗り方|2026年6月から変わった決済方法
MRTブルーライン・パープルラインでは、2026年6月1日から運賃決済システムの移行が実施され、EMV規格の非接触決済カードを利用できるようになりました。
これにより、条件を満たしたクレジットカードなどを改札にタッチして乗車できます。
一方で、従来のMRTカードやMRT Plusカードは、同日以降、ブルーライン・パープルラインの乗車に利用できなくなっています。
MRTで使えるクレジットカードは?
運営会社BEMの案内では、MRTブルーライン・パープルラインで、対応するVisa・Mastercardのクレジットカードやプリペイドカードなどを利用できます。
UnionPayについても、対応する一部のカードが対象です。すべてのUnionPayカードが利用できるわけではないため、注意してください。
デビットカードも、対応する発行会社のカードに限られます。
また、VisaやMastercardのマークが付いていても、非接触決済に対応していなければ、そのまま改札で利用できるとは限りません。
日本で発行したクレジットカードは使える?
日本発行のカードについては、国際ブランドだけで判断せず、次の点を確認しておきましょう。
- VisaまたはMastercardの非接触決済に対応しているか
- カードにタッチ決済のマークがあるか
- 海外利用や海外での対面決済が制限されていないか
- カードの有効期限が切れていないか
- 利用可能額や決済状況に問題がないか
BEMは、条件を満たすEMV非接触カードについて、海外の発行会社のカードも利用対象として案内しています。ただし、日本発行のカードがすべて確実に使えることを保証するものではありません。
JCBやスマートフォン・スマートウォッチによる決済は、BEMのFAQでは対応が開発中と案内されているため、利用できると決めつけない方が安全です。
旅行当日にカードが使えない場合に備えて、現金や券売機で購入する乗車券など、別の支払い方法も用意しておきましょう。
MRTの改札では同じカードを使う
ここは特に重要なポイントです。
MRTブルーライン・パープルラインで非接触決済を利用する場合、入場時と出場時には、必ず同じカードを使ってください。
例えば、次のような使い方は避けましょう。
- 入場時はクレジットカード本体を使い、出場時はスマートフォンのウォレットを使う
- 入場時はVisa、出場時はMastercardを使う
- 家族や同行者のカードと取り違える
カード本体とスマートフォンに登録された同じカード番号でも、決済システム上は別の支払い手段として識別される場合があります。
入場と出場で異なる決済手段を使った場合、正しい乗車区間が記録されず、運営会社が定める最高運賃相当額を請求される可能性があります。
改札を通る前に、使うカードを1枚決めておきましょう。
従来のMRTカードはもう使えない?
2026年6月1日以降、MRTブルーライン・パープルラインでは、従来のMRTカードとMRT Plusカードは利用できなくなっています。
以前の旅行で購入したカードを財布に入れたままにしている人は、注意してください。
以前のカードに残高がある場合の払い戻しなどについては、運営会社の案内を確認しましょう。
なお、MRTのすべての路線や、BTSを含むバンコクのすべての鉄道で、決済方式が一律に同じというわけではありません。利用する路線ごとに確認することが大切です。

BTSとMRTの乗り換えで気をつけたいこと
BTSとMRTを乗り継ぐと、バンコク市内を効率よく移動できます。
代表的な乗り換え駅として知られているのが、アソーク駅とスクンビット駅、サラデーン駅とシーロム駅などです。
ただし、乗り換え時には改札を出て、別の鉄道システムの改札から入り直す必要があります。
BTSとMRTの運賃は別々にかかる?
2026年10月時点では、BTSとMRTを乗り継ぐ場合、原則としてそれぞれの路線で運賃が発生します。
例えば、BTSでアソーク駅まで移動し、MRTスクンビット駅から別の目的地へ向かう場合、BTSの運賃とMRTの運賃を別々に支払うのが基本です。
同じクレジットカードを持っていても、すべての路線で自動的に1回分の運賃として計算されるわけではありません。
2027年から運賃制度は変わる予定
2026年6月23日、タイ政府はバンコク首都圏の鉄道運賃を統一する制度について、初乗り17バーツ、1回あたりの上限45バーツとする方針を承認しました。従来の20バーツ均一運賃案は撤回されています。
その後、2026年9月にも政府は、2027年1月1日の開始を目標として準備を進める方針を発表しました。
ただし、2026年10月時点では、具体的な適用条件や払い戻し方法など、実際の利用に関する詳細が整備されている段階です。
また、報道では、タイ国民がPaotangアプリなどを使って登録する仕組みが検討されているとされています。日本人旅行者が同じ条件で利用できるとは限らないため、旅行者向けの制度として確定したと考えるのは早計です。
2027年以降にバンコクを訪れる予定の人は、出発前に最新の公式発表を確認しましょう。
BTS・MRTの料金はいくら?運賃の考え方
BTS・MRTの運賃は、利用する路線や乗車区間などによって異なります。
そのため、旅行中の交通費を正確に計算したい場合は、乗車前に駅の運賃表示や公式の運賃案内を確認するのがおすすめです。
運賃を確認する方法
主な確認方法は次のとおりです。
- 駅の券売機で目的地を選び、表示される運賃を確認する
- 駅構内の路線図や運賃案内を見る
- 各鉄道運営会社の公式サイトを確認する
- 公式アプリなど、対応する案内サービスを利用する
乗車距離が長い場合や、複数の路線を利用する場合は、想像より交通費がかかることもあります。
一方、短距離の移動なら、駅から目的地まで歩く時間や暑さ、雨の状況も考慮すると、どの交通手段が便利か判断しやすくなります。
旅行中は現金も持っておくと安心
MRTで非接触決済が利用できるようになったとはいえ、すべての鉄道で日本のクレジットカードが使えるわけではありません。
BTSの券売機で現金が必要になる場面や、カードが決済エラーになる場面も想定しておきましょう。
特に初めてのバンコク旅行では、少額のタイバーツを持ち歩き、カード決済と現金の両方を使える状態にしておくと安心です。
バンコクのBTS・MRTを利用するときの注意点
初めて利用する人が、特に気をつけたいポイントをまとめました。
ラッシュ時間帯は混雑する
朝夕の通勤時間帯は、駅や車内が混雑することがあります。
大きなスーツケースを持って移動する場合は、時間に余裕を持って行動しましょう。乗り換えや駅構内の移動に、想定以上の時間がかかることもあります。
駅名だけでなく出口番号も確認する
バンコクでは、駅を出た後に道路を渡ったり、商業施設の入口まで歩いたりすることがあります。
目的地の最寄り駅だけでなく、出口番号も確認しておくと、暑い中で遠回りするのを避けやすくなります。
改札では決済手段を取り違えない
MRTの非接触決済では、入場時と出場時に同じカードを使うことが大切です。
財布からカードを出し入れする際に取り違えないよう、乗車に使うカードを決めておきましょう。
BTSとMRTの乗り換えでは時間に余裕を持つ
乗り換え駅では、改札の位置や通路によって移動距離が変わります。
初めて利用する場合や、荷物が多い場合は、乗り換えに余裕を持たせておくと安心です。
終電の時間を確認しておく
夜遅くまで食事や観光を楽しむ場合は、帰りの電車の時間を確認しておきましょう。
路線や駅によって最終列車の時刻が異なります。夜の予定がある日は、公式の運行情報を確認し、必要に応じてGrabなどの配車サービスも選択肢に入れておくと安心です。
まとめ|BTS・MRTは事前に乗り方を知っておけば安心
バンコクのBTS・MRTは、観光やショッピング、ホテル間の移動に便利な交通手段です。
初めて利用する場合は、次のポイントを押さえておきましょう。
- BTSは券売機などで乗車券を購入して利用できる
- MRTブルーライン・パープルラインでは、2026年6月から対応する非接触決済カードが利用できる
- 従来のMRT・MRT Plusカードは、ブルーライン・パープルラインで利用できなくなっている
- MRTで非接触決済を使うときは、入場時と出場時に同じカードを使う
- BTSとMRTの乗り換えでは、原則としてそれぞれの運賃が発生する
- 2027年1月開始予定の統一運賃制度は、旅行者が利用できる条件を含め、最新情報の確認が必要
特に重要なのは、MRTの決済に使うカードを間違えないことと、2027年の新しい運賃制度を現時点で誰でも利用できると考えないことです。
事前に路線図と目的地の駅を確認し、現金とクレジットカードの両方を用意しておけば、初めてのバンコクでも移動しやすくなります。
無理のない移動計画を立てて、バンコク旅行を楽しんでください。
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