バンコクのBTSスカイトレイン、旅行者が最初に覚えておくべき使い方
バンコクに降り立って、まず多くの旅行者が直面する試練……それが「猛烈な交通渋滞」です。タクシーに乗ったはいいけれど、15分経っても100メートルしか進まない、なんていうのはバンコクでは日常茶飯事。パタヤからバンコクへ遊びに来た方も、この渋滞には頭を抱えることが多いはずです。
そんな時、バンコクを賢く、そして快適にサバイブするための最大の武器が、高架鉄道の「BTS(通称:スカイトレイン)」です。
「海外の電車なんて、難しくて乗れるか不安……」
「切符はどうやって買うの? 乗り換えで迷ったらどうしよう」
そんな不安を抱える初心者の方のために、今回はBTSの乗り方を、世界一わかりやすく徹底解説します。この記事を読み終わる頃には、あなたもバンコクの街をスイスイと移動できるようになっているはずです!
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1. そもそもBTSとは?主要路線の全体像をつかもう
BTSは、バンコクの空を飛ぶように走る高架鉄道です。渋滞の影響を一切受けないため、時間の読みやすさは抜群。現在、観光でメインに使うのは以下の2つの路線です。
スクンビット線(ライトグリーン)
観光客が最もよく利用するメインラインです。
- 主要駅: サイアム、アソーク(スクンビット)、ナナ、プロンポン、エカマイなど
- 特徴: ショッピングモールやホテル、繁華街が密集しているエリアを通ります。
シーロム線(ダークグリーン)
ビジネス街や、川沿いの観光エリアへ向かう際に利用します。
- 主要駅: サパーンタクシン、サラデーン、チョンノンシーなど
- 特徴: チャオプラヤー川のボート乗り場に繋がる「サパーンタクシン駅」があるのがポイントです。
この2つの路線が唯一交差し、乗り換えができるのが、バンコク最大の繁華街にある「サイアム(Siam)駅」です。
2. 切符はどれを買うのが正解?3つの選択肢を比較
駅に着いて最初の難関が「切符の購入」です。BTSには3つの乗車方法があり、滞在スタイルによって正解が異なります。
① シングルジャーニー・チケット(1回券)
その都度購入する、プラスチックカード型の切符です。
- 向いている人: 電車に乗る回数が少ない人、たまにしかBTSを使わない人。
- 料金: 17バーツ〜60バーツ前後『約77円〜270円』
- 注意点: 混雑する時間帯(夕方など)は、券売機に長い列ができます。
② 1日乗車券(One-Day Pass)
購入した当日の24時まで、BTSが乗り放題になる魔法のカードです。
- 向いている人: 1日に何度も乗り降りして観光する人。
- 価格: 150バーツ『約680円』
- 買い方: 各駅の窓口(Ticket Office)で駅員さんから直接買います。
- メリット: 4〜5回以上乗れば元が取れます。何より、券売機の行列に並ばなくていいのが、時間を無駄にしたくない旅行者には最大のメリットです。
③ ラビットカード(Rabbit Card)
日本でいう「Suica」や「ICOCA」と同じ、チャージ式のICカードです。
- 向いている人: 数日間バンコクに滞在する人、リピーター。
- 価格: 200バーツ(発行手数料100+チャージ100)。
- 買い方: 窓口で購入。※購入にはパスポートの提示が必要です。
- メリット: 改札にタッチするだけで通過でき、セブンイレブンや提携カフェでの支払いにも使えます。お釣りの小銭が増えないのも嬉しいポイント。

3. 【実践】切符(1回券)の買い方完全ガイド
「1回券を買おうとしたら、お札が使えなくて困った!」というのは、昔のBTSあるあるでした。実は、券売機には2つのタイプがあります。
旧型券売機(コイン専用)
壁に埋め込まれている古いタイプ。
- 路線図を見て、目的の駅に書いてある「数字(運賃)」を確認。
- その運賃のボタンを押す。
- コインを入れる(お札は使えません!)。
- カードが出てくる。
※お札しかない場合は、近くの窓口(Ticket Office)でコインに両替してもらう必要があります。
新型券売機(タッチパネル・お札対応)
液晶画面がついた最新タイプ。
- 画面の右上にある「English」をタッチ。
- 路線図から目的の駅を直接タッチ。
- 表示された金額を支払う(お札、コインどちらも使えます)。
- カードが出てくる。
最近はこの新型が増えていますが、それでも混雑時は行列必至。やはり「1日乗車券」か「ラビットカード」を窓口でサッと買ってしまうのが、スマートな歩き方と言えます。

4. 改札の通り方とホームへの上がり方
- 改札機を通る:
カードを改札機のセンサー部分にピッとかざします。古い改札機には「カード挿入口」があるものもありますが、現在はほとんどがタッチ式です。 - セキュリティチェック:
改札を通った後、警備員さんにバッグの中をチラッと見せてと言われることがあります。テロ対策の一環ですので、笑顔で協力しましょう。 - ホームへ上がる:
ほとんどの駅で、改札階の上にホームがあります。ここで迷わないコツは「終点駅の名前」を確認することです。
- スクンビット線: 「Khu Khot(クーコット)」行か、「Kheha(ケーハ)」行か。
- シーロム線: 「National Stadium(国立競技場)」行か、「Bang Wa(バンワー)」行か。
ホームにある案内板を見て、自分の行きたい駅が含まれている方向の階段を登りましょう。
5. 【最大の難所】サイアム駅での乗り換えを徹底攻略!
BTSを利用していて、最も「ここ、どこ!?」となりやすいのが、路線の交差点である「サイアム(Siam)駅」です。この駅の構造を理解しておくだけで、バンコク移動のストレスが半分になります。
サイアム駅は2階建て!
この駅のホームは、2つの階に分かれています。
- 2階ホーム(Level 2):
スクンビット線の「北(Khu Khot)」方面と、シーロム線の「西(National Stadium)」方面。 - 3階ホーム(Level 3):
スクンビット線の「南(Kheha)」方面と、シーロム線の「南(Bang Wa)」方面。
ポイントは「同じ方向に行きたいなら、向かいのホームへ行くだけ」ということ。
例えば、サパーンタクシン駅からシーロム線に乗ってきて、サイアム駅でアソーク方面(スクンビット線)に乗り換えたい場合。電車を降りて、目の前にある向かい側の線路に来る電車に乗るだけでOKなんです。
もし、反対方向へ行きたい場合は、エスカレーターで別の階へ移動する必要があります。分からなくなったら、ホームの看板を落ち着いて見るか、駅員さんに「アソーク?」と聞けば、指差しで教えてくれますよ。

6. 知らないと恥をかく?BTSの「マナーと掟」
タイの電車には、日本よりも厳しいルールがあります。知らずにやってしまうと、駅員さんに本気で怒られてしまうので注意してください。
- 飲食は厳禁!:
車内はもちろん、改札の中(ホーム)での飲食も禁止です。ペットボトルの水を一口飲むのも、本来はNG。特に食べ歩きなどは絶対にやめましょう。 - 優先席の譲り合い:
お年寄りや妊婦さんはもちろんですが、タイならではなのが「僧侶(お坊さん)」です。僧侶が乗ってきたら、迷わず席を譲るのがタイの絶対的なマナーです。 - 黄色い線の外側に立たない:
ホームの端にある黄色い線の外側に立っていると、警備員さんに「ピー!」と笛を吹かれます。タイの駅員さんは安全管理にかなり厳格です。
7. 旅行者が使いやすい!主要駅の見どころガイド
- アソーク(Asok)駅:
言わずと知れたバンコクの中心。巨大ショッピングモール「ターミナル21」に直結しています。地下鉄(MRT)への乗り換えもここ。 - プロンポン(Phrom Phong)駅:
高級モール「エムクオーティエ」「エンポリアム」が直結。日本人街も近く、買い物に便利。 - サパーンタクシン(Saphan Taksin)駅:
チャオプラヤー川のボート乗り場に直結。ワットアルンなどの三大寺院や、巨大モール「アイコンサイアム」へ行くならここ。 - モーチット(Mo Chit)駅:
土日開催の「チャトゥチャック・ウィークエンドマーケット」の最寄り駅。空港バスの乗り継ぎ地点でもあります。
初心者向けワンポイント:エアコンの寒さ対策は必須!
外が35度を超えていても、BTSの車内は常に20度前後。まさに「冷蔵庫」のような冷え込みです。10分以上乗る場合は、半袖だと体が芯から冷えてしまいます。バッグの中に、薄手のストールやカーディガンを1枚忍ばせておくのが、ベテラン旅行者の知恵ですよ。
8. まとめ:BTSを使いこなして自由自在なバンコク旅を

最初は「どっちのホームに行けばいいの?」「切符が買えない!」と焦ることもあるかもしれません。でも、BTSは非常に本数も多く、数分待てば次の電車が来ます。
1日乗車券やラビットカードを手に入れれば、切符を買うストレスからも解放されます。
空飛ぶ電車のような高い視点からバンコクの街並みを眺めるのも、BTSならではの楽しみ。渋滞知らずのBTSを味方につけて、効率よく、そして快適にバンコクの旅を楽しんでくださいね!









