タイで縁起がいいもの・悪いもの、旅行中に知っておきたい文化の話
タイ旅行の準備をしていると、現地の観光スポットやグルメの情報にワクワクしますよね。でも、実際に現地へ行ってみると、日本とはちょっと違う独特の「縁起」や「迷信」が生活の中に深く根付いていることに気づくはずです。これを知っておくと、現地の方とのやり取りがもっと楽しくなりますし、うっかり失礼なことをしてしまう心配もなくなります。パタヤやバンコクの街歩きがもっと深まる、タイの面白い文化やタブーについて、詳しくご紹介しますね。※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。
タイで「縁起がいい」とされる代表的なもの
タイの人は、日本人以上に日常生活の中に「開運」や「ラッキーアイテム」を取り入れるのがとても上手です。街中を歩いているだけでも、あちこちに縁起を担ぐ工夫が見つかりますよ。
最強のラッキーナンバーは「9」
タイで最も縁起が良い数字といえば、圧倒的に「9」です。タイ語で「9(カオ)」は、「前進する(カオナー)」という言葉と同じ響きを持っています。「一歩踏み出す」「成長する」という意味が込められているので、新しいお店のオープン日に選ばれたり、車のナンバープレートでも「9」が並ぶものは驚くほどの高値で取引されたりします。
また、タイの人々に深く愛された故ラーマ9世(プミポン前国王)に関連する数字でもあるため、タイの人にとって「9」は特別な敬意と幸運の象徴なんです。旅行中、レシートの端数や部屋番号に「9」が入っていたら、ちょっとラッキーな気分になれますね。
毎日変わる「誕生曜日のラッキーカラー」
タイには生まれた曜日ごとに決まった色があるのを知っていますか?タイの人に「あなたは何曜日生まれ?」と聞くと、ほとんどの人が即答できるほど浸透しています。
- 月曜日:黄色
- 火曜日:ピンク
- 水曜日:緑
- 木曜日:オレンジ
- 金曜日:青
- 土曜日:紫
- 日曜日:赤
自分の誕生曜日の色を身につけると運気が上がると言われていて、お寺でも自分の曜日の仏像にお参りする姿をよく見かけます。パタヤの寺院を訪れる際、自分の曜日の仏像に手を合わせてみるのも素敵な思い出になりますよ。

これって不吉?タイで避けるべき「迷信」
日本では普通のことでも、タイでは「縁起が悪い」と真剣に驚かれてしまうことがあります。現地の人の感覚を知っておくと、お互いに気持ちよく過ごせます。
夜に口笛を吹いてはいけない
これは日本とも少し似ていますが、タイでは「夜に口笛を吹くと精霊(ピー)を呼んでしまう」と信じられています。タイの夜はどこからか賑やかな音が聞こえてきて楽しい気分になりますが、静かな夜道やホテルでつい口笛を吹かないように気をつけてくださいね。タイの友人から真剣に「やめて!」と止められることもあります。
赤いペンで名前を書かない
タイで名前を赤ペンで書くのは、亡くなった方の名前を記す時だけです。ホテルのチェックインや、ちょっとしたメモのやり取りでうっかり赤ペンを使わないように意識しておきましょう。ビジネスシーンやレストランでのサインも、青か黒のボールペンを使うのがマナーです。
ゲッコー(ヤモリ)の鳴き声
パタヤの夜、建物の壁で「トッケイ!トッケイ!」と大きく鳴くトカゲを見かけるかもしれません。これはトッケイ(ヤモリの一種)なのですが、タイではこのトッケイが日中に鳴くのは「あまり良くないことが起こる予兆」と言われることがあります。逆に夜に鳴くのは普通のことなので安心してください。でも、もし朝から鳴き声を聞いたら「今日はいつもより慎重に動こうかな」なんて思うのがタイ流の過ごし方です。

観光客が絶対に守りたい「体のタブー」
タイの文化で最も大切と言ってもいいのが、体に関するマナーです。これは単なる迷信ではなく、相手への深いリスペクトに関わることなので、しっかり覚えておきたいポイントです。
頭は神聖な場所
タイでは、頭は「精霊が宿る一番高くて神聖な場所」として大切にされています。そのため、どれだけ親しくなっても、あるいは可愛い子供であっても、むやみに頭を撫でるのは失礼にあたります。日本の感覚で「よしよし」と頭に触れるのは厳禁です。もしうっかり触れてしまったら、すぐに「ขอโทษ(コートー:ごめんなさい)」と伝えましょう。
足は不浄な場所
頭とは逆に、足は「地面に接する一番低い、不浄な場所」とされています。そのため、足に関するマナーにはいくつか注意が必要です。
- 足の裏を人に向けない: 足を組んで座った時に、足の裏が相手や仏像に向かないようにしましょう。
- 足で物を指さない: 「あそこにあるよ」と足で指し示すのは非常に失礼です。
- 足でドアを閉めない: 荷物で手が塞がっていても、足でドアを閉めるのは避けましょう。
また、タイの家庭や一部のショップでは靴を脱ぐ習慣がありますが、その際に「敷居(しきい)」を踏まないように跨いで通るのも、大切な縁起担ぎの一つです。

僧侶との接し方には特別なルールがある
タイは敬虔な仏教国です。オレンジ色の袈裟(けさ)を着た僧侶は、人々から深く尊敬される存在です。パタヤの街中でも朝の托鉢(たくはつ)などで見かけることがありますが、観光客として知っておくべきルールがあります。
女性は僧侶に触れてはいけない
僧侶は厳しい戒律を守って生活しています。その中には「女性に触れてはいけない」というルールがあり、もし触れてしまうと、僧侶がこれまで積み上げてきた修行が台無しになってしまうと考えられています。
- 道ですれ違うときは、女性側から少し避ける
- ソンテウ(乗り合いバス)や電車で隣に座らない
- お供え物を渡すときは、直接手渡さず、用意された布の上に置く
これは決して差別ではなく、タイの宗教的な背景に基づいた大切な敬意の形です。男性の場合も、あまりベタベタと触れたり、馴れ馴れしく接したりするのは控えましょう。

不思議な赤い飲み物「赤いファンタ」の謎
タイの街中を歩いていると、小さな祠(ほこら)に「赤いファンタ」がお供えされているのをよく見かけませんか?「なぜコーラじゃなくて、わざわざ赤いファンタなの?」と不思議に思うかもしれません。
実はこれにも縁起が関係しています。昔からタイでは「赤い色」はお供えものとして縁起が良いとされてきました。昔は赤いお水などをお供えしていましたが、現代では手軽に手に入る「赤いファンタ」がその代わりとして定着したと言われています。パタヤのホテルの入り口などでも見かけることがあるので、注目してみると面白いですよ。
初めてのタイ旅行で役立つワンポイント
「ワイ(合掌)」の仕方を少しだけ覚えよう
タイの挨拶「ワイ」は、両手を胸の前で合わせるポーズです。基本的には、目下の人から目上の人に向かって行います。観光客としてレストランやホテルでワイをされたら、にっこり笑って軽く会釈を返すだけで十分丁寧です。無理に深いワイを返そうとしなくても、「ありがとう」という気持ちが伝われば、タイの人はとても喜んでくれますよ。
まとめ:文化を知ればタイはもっと好きになる
タイの縁起や迷信は、現地の方々が大切にしてきた文化そのものです。「頭を触らない」「足の裏を見せない」といった基本を少し意識するだけで、現地の方との心の距離がぐっと縮まります。
言葉が完璧に通じなくても、こうした現地の習慣をリスペクトする姿勢は、必ず相手に伝わります。パタヤの活気ある街並みやお寺を訪れる際、このお話をちょっと思い出して、もっと深いタイの魅力を感じてみてくださいね。








