はじめに
「タイは物価が安い」とよく言われますが、実際のところはどうでしょうか?
円安の影響もあり、以前ほど「激安」という感覚は薄れてきています。それでも、日本と比べるとまだまだコストパフォーマンスの高い旅行が可能です。
本記事では、食費と交通費を中心に、タイ旅行で必要なお金の目安をまとめます。旅行前の予算立てや、現地での計画に役立ててください。

食費の目安
屋台・ローカル食堂
- 一皿料理(ガパオライス、カオマンガイなど):50〜80バーツ(約220〜350円)
- 麺料理(クイッティアオなど):40〜70バーツ(約180〜300円)
- フルーツのカット売り:20〜40バーツ(約90〜180円)
- ジュース・スムージー:40〜60バーツ(約180〜260円)
👉 ローカル色の強いエリアに行けばさらに安いですが、観光地ではこの価格帯が一般的です。
ファミレス・フードコート
- ショッピングモールのフードコート:1品60〜120バーツ
- チェーン系カフェ(スタバ、アマゾンコーヒーなど):カフェラテ 70〜120バーツ
- 日本食チェーン(大戸屋、CoCo壱など):定食200〜300バーツ、カレー150〜250バーツ
👉 日本食は割高ですが「日本と同じ味」で安心できます。最近はCoCo壱番屋や吉野家、はなまるうどんも出店していて在住者にも人気。
中級レストラン
- 観光地のタイ料理レストラン:1品120〜200バーツ
- シーフード(パタヤなど海沿い):1皿200〜400バーツ
- アルコール:ビール大瓶 80〜120バーツ、カクテル 150〜250バーツ
👉 観光客向けレストランは、屋台の3〜4倍の価格設定も珍しくありません。
高級レストラン・ホテル
- ホテル内ビュッフェ:600〜1,200バーツ
- 高級ステーキ・寿司店:1人1,000バーツ以上
👉 バンコクやパタヤの一流ホテルでは、ほぼ日本と変わらない価格帯。ただしサービス・雰囲気込みで満足感が高いです。

交通費の目安
タクシー
- 初乗り:40バーツ
- 市内移動(3〜5km):80〜150バーツ
- 空港〜市内:300〜500バーツ+高速料金
👉 バンコクではアプリ配車(Grab、Bolt)が安心・便利。パタヤでもGrabが主流になりつつあります。
バイクタクシー
- 近距離:20〜50バーツ
- 中距離(2〜3km):60〜100バーツ
👉 渋滞が多いバンコクでは早い移動手段。ただし子連れや大きな荷物には不向き。
トゥクトゥク
- 観光客向け料金:100〜200バーツ(交渉制)
👉 乗車前に必ず料金を確認!アトラクション感覚で乗るのがおすすめ。
BTS(スカイトレイン)・MRT(地下鉄)
- 初乗り:16〜20バーツ
- 市内移動:30〜60バーツ
👉 渋滞を避けて快適に移動可能。駅構内も清潔で観光客にも使いやすい。
ソンテウ(パタヤ)
- 市内定額:10バーツ〜20バーツ
👉 パタヤの移動の定番。観光客価格をふっかけられることもあるので注意。

旅行スタイル別 1日の予算目安
| 旅行スタイル | 食費 | 交通費 | 合計目安 |
|---|---|---|---|
| 節約派(屋台・ソンテウ中心) | 300〜500バーツ | 50〜100バーツ | 400〜600バーツ(約1,800円〜2,700円) |
| バランス派(屋台+レストラン) | 600〜1,000バーツ | 100〜300バーツ | 800〜1,300バーツ(約3,600円〜6,000円) |
| 贅沢派(レストラン・Grab・ホテル利用) | 1,200〜2,000バーツ | 300〜600バーツ | 1,500〜2,500バーツ(約6,800円〜11,500円) |

両替・支払いのポイント
- 現金(バーツ):屋台やローカル交通は現金のみ
- クレジットカード:ホテル・大型モール・レストランで利用可(ただし手数料あり)
- QRコード決済:タイ国内では一般的だが、日本人旅行者にはややハードル高め
👉 現金とカードをバランスよく持ち歩くのが安心です。
まとめ
タイ旅行は工夫次第で「1日2,000円以下」に抑えることも、「贅沢なリゾート体験」をすることも可能です。
大事なのは、自分の旅行スタイルに合った予算を組むこと。物価感覚を掴んでおけば、現地で焦らず楽しめます。
